チバユウスケが描き出した風景
オリジナリティ溢れる詩だ。ミッシェル・ガン・エレファントとの出会いの印象は、「暴」だった。荒っぽくて、どこか古い香りもした。ガレージ。
なにが描かれているのかなんて、考えてもみなかった。
このアルバムのDisc1では、ただ風景をみせてくれる。どう感じたかとか、どう思った、なんてない。「ベロの下がしびれてる」ただそれだけ。
しかし、Disc2の時代になっていくと少しずつ変化がみられます。同時期に活動していたBlankey Jet Cityの影響だろうか。
「パーティーは終わりにしたんだ。」
なにやら違和感を感じた。バンドの終わりを告げるような諦めムード。歌詞が変わっていくのが、ひしひしと伝わります。
浅井健一氏のマネっこかい。と昔は気に入らなかったのだが、近ごろはまた違った印象を受けた。ミッシェルは、「死」へ走り続けていたんだな。
結局、彼らが好きなものはなんだろう。世界の終わりか。